おこしやす つらら庵♪
僕は幼い頃から完璧主義。
‥いや、完璧主義と言うよりも、しっかりできそうにない事には前もって手を出さないように生きてきた。
昔から失敗するのがなぜか非常に怖くて、ちゃんとできないならいっそのこと何もしない方がいいと思ってしまっていた。
でも最近、これはほんまにしんどい生き方やなぁとおもて。
人間全てにおいて完璧にできる人なんて居ないし、何かをすれば3.4割の出来で終わってしまう事なんてザラにある。
出来ん事は出来んでいいのに。
人生失敗やできないことの方が多いやん?
この思考やとその度に辛いねんなぁ。
二十歳前後の頃かなぁ、精神が不安定やった時何かの本で“オールオアナッシング思考” という言葉を知った。
簡単に言うと、全部できたか、全く出来なかったかの2択思考に囚われているという事。
この思考においては、100%以外の出来は0。
最初からやらないのと同じみたいな。
こういう思考の人間はまず挑戦という事はしないし、絶対にできる事以外には極端な話、恐怖に近いものを感じるらしい。
そりゃ仕事なんかでは失敗できないこともあるやろうけども(仕事でもホンマは失敗してもえぇんやけどな)、趣味においてもそうなんやって。
僕もそれに近いものがあって、出来なさそうな事にはほとんど手を出してこなかった。
でもいつの時か、絶対に自分には極められないものを持っておくってめちゃくちゃ大切な事やなぁと思ったんや。
“絶対に自分では完成まで漕ぎ着けられないという事が安心に繋がる”ってあると思うねん。
失敗できるフィールドをいくつか持っておくこと。このフィールドでは、純粋に”楽しい”だけでやる。
もし出来なかったことがあってもそれは気にしない。目標は”楽しむ”やから。
‥なんか、若い頃は楽しむことを忘れてた気がする。
だからと言うわけではないけども、高校生の時コードだけいくつか覚えて辞めてしまったぶりのギターを最近始めた。
僕の不器用っぷりは母の折り紙つきで、いまだに靴の紐も満足に結べないからお察しなんやけど、今のところギターは音鳴るだけで正直めちゃくちゃ楽しい。
なるべく上手くなることを意識しないように心がけている。
ほんで、続きさえすれば努力と才能に応じた上達はどんな人間でも自然にあるわけやしな。
以前はこんな事にも意地になって、これは何年やっても見込みないと思えば、即辞めていた。
傷つきたくなかったんかなぁと今なら思う。
自分に失望したくなかったというか。
アホみたいな話やけど、精神状態が不安定やとこんな些細な挫折にも立ち直れないほど落ち込むもんなのよ。
‥その代わり、100%を目指すフィールドも同時進行やで。
僕にとってはそれが絵やな。
何かひとつ懸命になって、何かひとつめっちゃめちゃに自分を甘やかす場所があってもえぇんちゃうかなぁと思う。
これを見て共感してくれた人いるかなぁ?
下手なのが前提で、上達もしなくてもよく、やってるとただただ楽しい事を持つといいよ。
それが”絵”の人もいるんやろなぁ。。
絵も楽しめ!
また おこしやす つらら庵♪
◯本日の絵◯
◯今日のちぃぴ◯
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